見出し画像

『感動と夢、そして元気を届ける』

『タッタッタッタッ・・・』

遠くから、一定のリズムで地面を蹴る音が聞こえてきた。
「あ、来るっ!!!」
沿道で待ち構えていた私たちは、一斉に旗🚩を振り、大声で名前を呼んだ。


そう、今回はルートインホテルズ女子陸上部が挑んだ
クイーンズ駅伝応援ツアー》の様子をお届けします!
・・・おっと、その前に、女子陸上部についてお話しておきましょう。

スポーツを通じた社会貢献活動へ・・・

ルートインホテルズ女子陸上部

 2013年4月1日。ルートイングループでは初となるスポーツ実業団『ルートインホテルズ女子陸上部』を創部いたしました。陸上部の創部は、当グループとしてのCSR活動のひとつの取り組みとして位置づけています。
 競技会の出場や所属選手の走りや活動を通じて、競技を愛好されている方をはじめ、地域の皆様や子どもたちに、チームのモットーである『感動と夢、そして元気』を届けられるよう、積極的に社会貢献活動に取り組んでいます。

モットー
『感動と夢、そして元気を届ける』

活動理念
『スポーツを通してルートイングループの従業員とお客様に夢と感動を届け、自分の夢を叶えるために光り輝き走ること』

▶詳しいチーム紹介はこちら

陸上部ルートン

クイーンズ駅伝とは?

 日本実業団陸上競技連合が主催し、毎日新聞社とTBSテレビが共催する「実業団・女子日本一決定戦」がクイーンズ駅伝。

フィニッシュ地点:弘進ゴムアスリートパーク仙台(仙台市陸上競技場)

女子陸上の選手なら誰もが目指す、大きな舞台。
しかし!!闘いはクイーンズ駅伝より前から始まっているのです・・。

 女子実業団駅伝の頂上決戦であるクイーンズ駅伝に向けて、その大会出場権を争う全国統一予選会「プリンセス駅伝」が、10月20日、福岡県宗像市および福津市にまたがるコースで開催されました。
エントリーは30チーム、そのうち上位16チームがクイーンズ駅伝への出場権を獲得できます。

ルートインホテルズ女子陸上部は、13位で予選を突破しました✨
そして、ここからがクイーンズ駅伝における闘いの始まりなのです。

集まれ応援団!いざ、仙台の地へ。

New応援グッズ!

 ルートインホテルズ女子陸上部を現地で!大声で!応援するため、結団した我々応援団。
出発はクイーンズ駅伝の前日、東京⇒仙台までのバスの旅がはじまります🚌

大型バスで皆で移動中~

 余談ですが、バスでの長距離移動ってとってもワクワクしませんか?
いつかの遠足を思い出したり、立ち寄ったPAで思い思いのお土産や食べ物を買ったり、いつもはなかなか話す機会のない他部署の方とお話をしたりと。
新幹線での移動では味わうことができない、貴重な時間を過ごすことができました✨

 そして楽しい時間を過ごすこと約6時間。
仙台の地に到着しました~!!
バスから降りると…うおおおおお、寒いっ!!!!
ここにきて、初めてダウンジャケットを着てきてよかったと、心から思いました(笑)

さぁ明日の全力応援に向けて、今日はぐっすりおやすみなさい・・・🌙

いよいよ当日!!決戦の11月24日(日)

 朝起きてカーテンを開けると、そこには強い日差しが一気に差し込んできました。「良い天気・・・、駅伝日和だ!!!」
 
気づいたら、そうつぶやいていました。晴れてよかった!
そして朝食をもりもり食べてエネルギーをチャージしたら…いざ、出発!

しゅっぱーーーつ!

「あれ?出発する応援団と見送る応援団がいるぞ・・・?」
「みんなで一緒に行かないの?」
と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、ここからは各チームに分かれて行動します!!
それはなぜかって?その理由はこちらです。

【1区から6区までの選手全員を応援したいから】

 何を当たり前のことを!と言われてしまうかもしれませんが、どうしても私たちはチーム全員を応援したいのです。しかし駅伝は、1区ではじまり6区まで襷をつなぐレース。
 たとえば、私たちが全員1区で待機していてもスタートしてしまえば、ものすごいスピードで走る選手は一瞬で目の前から姿を消してしまいます。そのまま走って追いかけて2区へ移動することなんて、不可能なのです。
 
 となると電車で追いかけるしかない。けれど、その移動時間の間にあっという間に襷は2区の選手へと渡り、更に追いつく前に3区に到着してしまう・・・。
ここが駅伝を応援することの難しさでもあり、面白さでもあるんですね!!

 だからこそ、我々は応援団をチーム分けし、各区それぞれの選手に直接「声」を届けられるように計画しました。
あるチームは1区のスタート地点から、5区へ移動する。
あるチームは5区のスタートから6区の終盤地点へと・・・。
 可能な限り、多くの選手を応援できるようにと必死に駅まで走り、電車に乗って移動しました。各応援地点に着いたら『ルートインホテルズ』の緑の旗を立て、選手がくるのを皆で待ちます。

選手を待つ応援団①
選手を待つ応援団②

すると・・・、

二区を走る坂本選手

『タッタッタッタッ・・・』

 遠くから、一定のリズムで地面を蹴る音が聞こえてきた。
「あ、来るっ!!!」
沿道で待ち構えていた私たちは、一斉に旗🚩を振り、大声で名前を呼んだ。

『かほーーーーー!!!!!』
『ちほーーーーー!!!!!』
『まゆかーーーー!!!!!』
『ぱうりんーーー!!!!!』
『ことねーーーー!!!!!』
『あずさーーーー!!!!!』


 目の前を一瞬で通過する選手たち。
私たちの「声」は聞こえていただろうか。そんな不安を抱えながらも、その勇敢で美しく、たくましい姿を見て、私たち応援団は心から感動しました。「感動」その一言では表すことができないほど、奮える何かを感じました。


そして、ゴール地点へ

実は右上に、ホテルルートイン仙台東が・・・📷✨

 ルートインホテルズ女子陸上部は【2時間20分27秒】17位でゴールしました。昨年の12位(過去最高順位)を更新する、という目標は残念ながら達成できませんでしたが、何より怪我することなく最後まで襷を繋いでくれたこと、私たちに勇気を与えてくれたことに応援団一同、心から感謝しています。

 自分が働く会社に『女子陸上部』があって、共に業務をする仲間になって、そんな身近な存在が実は選手で、こうして会社を代表して走っていること。
 こんなにも熱く応援できる存在って他にいないのではないか、と改めて思いました。

『感動と夢、そして元気を届ける』

 女子陸上部のモットーの通り、いつも我々応援団は感動と夢、そして元気を届けてもらっています。
 だからこそ、こうして現地に駆け付け、直接「声」を届けることで、ほんの少しでも恩返しになっていたら嬉しいですね!

集合写真(選手と応援団)

いつもと少し違う日常へ

 あっという間に時間が過ぎ、またバスに乗って仙台➡東京へと向かいます🚌みなさん!お疲れ様でした!

その翌日・・・。

 いつも通りの朝。いつも通りの電車に乗って、会社へ行く。
だけど、何かがほんの少し違う気がした。
その時ふと、昨日この目で見た選手の姿が思い浮かんでくる。
いつもより、もっとやる気が湧いてきた。

「・・・私も、もっとがんばろ!!」


note編集部